相思相愛のポグバとユベントス 代理人は「移籍金130億円でも足りない」と断言
今季開幕前にメガオファー殺到も残留決意
スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチなど大物選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が、顧客の一人であるユベントスのフランス代表MFポール・ポグバについて、今や獲得するためには1億ユーロ(約130億円)では足りないだけの選手に成長したと断言した。伊地元紙「トゥットスポルト」のインタビューで明かしたもの。
ポグバに対しては今夏に前所属のマンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、レアル・マドリードといったメガクラブからの関心が伝えられていた。当時から「1億ユーロの男」として、世界で最も価値のある選手の一人と報じられていた。しかし、ポグバはユベントス残留を決意してシーズンに臨んだ。
ライオラ氏はポグバについて「彼は(昨夏から)成長した。彼には値札が付けられている。私はそれが1億ユーロでは十分ではないほどだと思っている。(ユベントス会長のアンドレア・)アニェッリ会長次第だけどね」とコメント。今季ユベントスは開幕3試合勝利なし(1分2敗)という低調なスタートを切ったが、11節から怒涛の7連勝を飾るなど、現在は4位まで巻き返している。その中でポグバは16試合に出場して3得点3アシストを記録している。
「一つ私が言える確かなことは、ポグバがユベントスにどれだけ努力を注いできたのかを証明するために残留を選んだということ。そして、クラブも同様に彼に尽くしてきた。相当な金額の移籍金を諦めてまでもそうしたんだ」
まさに相思相愛の関係を築くユベントスとポグバ。1億ユーロ以上の価値を持つ男は、リーグ4連覇中のイタリア王者でさらなる成長を遂げることはできるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images