バルサ17歳FWファティがCL最年少弾 同僚が下部組織出身に誇り「模範でありたい」
ファティが17歳40日でCL最年少ゴール 同じく下部組織出身のペレスも得点をマーク
バルセロナは現地時間10日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節インテル戦に2-1で勝利した。すでにグループ首位突破を決め、エースFWリオネル・メッシらを招集外にしたなかで17歳のU-21スペイン代表FWアンス・ファティがCL史上最年少ゴールとなる決勝弾をマーク。同じくゴールを決めたFWカルレス・ペレスが、下部組織出身としての誇りを口にしている。
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敵地ジュゼッペ・メアッツァはホームチームの決勝トーナメント進出を求めるインテリスタが詰めかけたなか、前半23分にバルサがスコアを動かす。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの力強いクサビのパスを、前線に飛び出したチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルがダイレクトで右に流す。ここにタイミング良く飛び出したペレスが左足で流し込み、先制弾をゲットした。
是が非でも勝利が欲しいインテルは前半終了間際、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが前線で粘ってキープしてボールを落とすと、ベルギー代表FWロメル・ルカクが豪快にゴール右隅に蹴り込んで1-1の同点に追いついた。
後半に入るとインテルの必死の攻撃が続き、15分にルカクに訪れた決定機は決めきれず。一方で後半40分に途中出場したファティがその1分後、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの素早いワンツーからグラウンダーシュートを突き刺し、決勝点をゲット。17歳40日のゴールは史上最年少ゴールのおまけ付きとなった。
スペイン紙「マルカ」によると、CL初出場で先制ゴールを奪ったペレスはこのように話したという。
「僕らはラ・マシア(バルサの下部組織)にとっての模範でありたい。みんなが自分を信じれば現実になる、という意味なんだ。バルサはラ・マシアにいる選手たちを信頼しているし、栄光をつかむことができる」
メッシという偉大な巨星がいるものの、ここ近年バルサはラ・マシア勢の台頭が減り、その存在意義が問われていた。ただ“消化試合”とはいえ難敵インテル相手にファティとペレスが結果を残したのは、バルサのクラブ方針としてみればポジティブなものだろう。