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初出場の明秀日立が起こした「ジャイアントキリング」 若き31歳の闘将の挑戦
徹底したマネジメントの集大成
新参者の明秀日立が、選手権常連校の四日市中央工に互角以上の戦いを披露した要因こそ、その球際の強さにあった。
「練習では筋トレのプログラムとして、自分の体重×1.25倍の重量のトレーニングをさせています。体重は(身長が)170センチの選手であれば、60~65キロを維持するように指示している。それが守られなければ、たとえ調子が良くても試合から外しています」
徹底したマネジメントの集大成が、初出場のチームが全国の舞台で十分に渡り合えるだけの土台を作った。さらに、「PKの練習はしないです。それで負けても大納得です。80分で試合を決められなかった自分たちが悪いのですから」と強い信念を言葉に込めた。初出場の明秀日立と若き闘将の挑戦は、始まったばかりだ。
【了】
城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku
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