レアルがハメスのマンU売却を検討か 今夏アトレティコ移籍拒否の本人も支持と英紙報道
FFP抵触を避けるため今冬の放出を計画か
レアル・マドリードが、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスのマンチェスター・ユナイテッドへの売却を検討しており、本人もそれを望んでいるようだと、英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
ハメスは2014年にモナコからスペインに渡ったが、レアルでレギュラーの座を確立することができず、17年にバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍。ドイツでの2シーズンで67試合に出場し、15ゴール20アシストの活躍を見せた。だが、同選手はバイエルンに対して自身の買い取りをしないよう要求。クラブ側もそれに応じ、ハメスは今季から再びサンチャゴ・ベルナベウでプレーしている。
今夏にはアトレティコ・マドリード移籍の可能性も取り沙汰されていた。エンリケ・セレソ会長は「夏の初旬に彼と契約しようとしたが、最終的には交渉は破談となった。彼は(レアル・)マドリードに残りたがっていたんだ。選手らは好きなところでプレーできる。ハメスは当時、レアル・マドリードでプレーすることを望んでいた」とコメント。セレソ会長はレアルの要求する5000万ユーロ(約60億円)を支払うことを望んでいるとまで報じられたのだが、実現しなかった。
しかし、レアルはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)への抵触を避けるために、1月の移籍市場で選手の売却をするとされている。そしてハメスも売却候補の1人で、ユナイテッド行きを同選手にオファーするつもりでいるとのことだ。
そんななか、スペインの地元メディア「エル・デスマルケ」は、キャリアを復活させたいハメスがオールド・トラッフォードへの移籍に前向きのようだと報じている。代理人のホルヘ・メンデス氏は、ハメスにウォルバーハンプトンへ加入してほしいようだが、本人はマンチェスター行きを望んでいるという。
今季はここまでリーグ戦7試合の出場で1ゴール1アシストのハメス。現在は怪我によるリハビリ中で復帰のメドは立っていない。ユナイテッドのほかにも、アーセナルやチェルシーというプレミアリーグクラブへの移籍も噂されているが、果たしてどのような決断をするのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)