「他の人にないポテンシャル」と闘莉王が称賛 E-1選手権の日本代表、注目する2人とは?
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今大会のキーマンに挙げたのは“初招集”の仲川と田中碧
今大会の日本代表でキーマンとなる選手について訊くと、「仲川選手」「田中碧選手」と即答。まずは、今季J1で15ゴールを挙げ、チームメートのMFマルコス・ジュニオールとともに得点王に輝くなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの仲川について「間違いなく攻撃の中心になる」としながら、期待する点を挙げた。
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「仲川くんは今年、一番活躍した選手だと思うし、タフさを身につけられたと思う。代表でもマリノスでやっていたことをどれだけ出せるか。マリノスでやっていたことを出せれば、間違いなくA代表でも他の選手にも力負けしない活躍ができると思うし、カウンターにしても仲川くんがきっかけになるんじゃないかな」
プロ5年目。川崎フロンターレの下部組織で育ち、専修大学へ進学。15年に横浜FMに加入したものの、1年目はわずかリーグ戦2試合の出場に終わった。プロの壁にぶち当たり、16年途中にJ2のFC町田ゼルビアに期限付き移籍。翌年復帰するも、再びJ2アビスパ福岡へ武者修行に出た。横浜FMへ戻った昨季はJ1初ゴールを含む9ゴール。そして今季、J創設以降では日本代表“最小兵”となる161センチの小柄な体格で、MVPにも輝く活躍を見せた。
「仲川くんの好きなところは戦いから逃げないこと。1対1や、削られてもすぐ立ち上がってもう1回突っかかってくるところ。これはDFとして止めづらい。すぐに立ち上がってもう1回ボールを欲しがるところは魅力だと思うし、速さもシュート力もある。見てると気持ちが良いですね。応援したくなるような選手。遠慮しないで代表でもやってくれれば。すごく楽しみ」
次に闘莉王が注目選手として挙げたのが、東京五輪世代の21歳MF田中碧。昨年Jリーグデビューを果たしたボランチは、同じ川崎にMF大島僚太、MF守田英正といった日本代表クラスの選手がいるなかで、今季リーグ戦24試合に出場し1得点。攻守にわたり質の高いプレーを見せており、日本代表クラスの2人と比べてもさほど遜色のない活躍を見せた。闘莉王は成長著しい田中碧にも太鼓判を押した。
「田中くんの魅力は、点を取れるところ。たださばくボランチじゃなくて、ちゃんと前に顔を出せる。意識がすごく高い選手で、このままいけば間違いなく将来のA代表の中心となる。ちょっと他の人にはないポテンシャルを持っている。決定的な仕事ができる。これは生まれつきの才能」