川崎から“初選出”、MF田中碧がベストヤングプレーヤー賞受賞 「日本を代表する選手に…」
今季24試合1得点、日本代表にも初選出
今シーズンのJリーグ年間表彰式「2019 Jリーグアウォーズ」が8日、東京都内で開催され、ベストヤングプレーヤー賞には川崎フロンターレの日本代表MF田中碧が選出された。川崎から同賞の選出は初めて。今季、著しい成長を見せた21歳が新たな歴史の扉を開いた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
昨年Jリーグデビューを果たした田中は、MF大島僚太、MF守田英正といった日本代表クラスがいるなかで、今季はリーグ戦24試合に出場し1得点。攻守にわたり質の高いプレーを見せていて、日本代表クラスの2人と比べてもさほど遜色はない活躍を見せた。
U-22日本代表にも選出され、6月に行われたトゥーロン国際大会では準優勝。記憶に新しいのが、10月14日に行われたU-22ブラジル代表との国際親善試合で、海外に衝撃を与えたミドルシュートを2発決めている。そして、この日から韓国でスタートしたE-1東アジア選手権の合宿に日本代表として参加。来年に迫る東京五輪でもボランチの主軸として期待されている。
受賞を受けてE-1選手権に臨む日本代表合宿に参加中の田中は、「本当に歴史ある、名誉ある賞を受賞できたことをうれしく思います。正直、今年これだけ試合に出させてもらえると思っていなかった。すべての面で成長できたと感じる。まだまだですが、サポーターの支えやコーチ、監督からアドバイスをもらえたおかげで成長できた。ここからもっと成長できるように頑張りたいと思うし、日本を代表する選手になれるように頑張りたい」とコメント。目標とする選手として「フロンターレのボランチ、(中村)憲剛さんや僚太くん、守田くんをいつも参考にしている」と、チームメートの名前を挙げた。
川崎の将来を担う逸材が、大きな飛躍を遂げる1年となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)