韓国エース、7人翻弄の衝撃“70mドリブル弾”に海外騒然 「メッシやマラドーナを連想」
トッテナムFWソン・フンミン、バーンリー戦でプレミア史に残るスーパーゴール
トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは、現地時間7日に行われたプレミアリーグ第16節バーンリー戦で、相手7人を置き去りにする衝撃のドリブル弾を叩き込み、5-0の大勝に貢献した。このスーパーゴールに海外メディアも反応。「メッシやマラドーナ、ウェアを連想させる」と絶賛している。
11月にジョゼ・モウリーニョ監督が就任したトットナムは、4日の前節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-2)で初黒星を喫し、中2日でバーンリー戦を迎えた。連敗を避けたいなか、チームは本拠地での一戦で立ち上がりから波に乗る。開始4分、ソン・フンミンからのパスを受けたエースFWハリー・ケインが、ゴールまで約20メートルの距離から右足を一閃。矢のような一撃がゴールに突き刺さり幸先良く先制した。さらに5分後、ソン・フンミンが左サイドを鋭いドリブル突破で切り崩すと、左足でシュート。相手GKが足でセーブし、フワリと上がったこぼれ球を、最後はMFルーカス・モウラがプッシュした。
そしてソン・フンミンの衝撃のゴールが生まれたのは、前半32分だった。自陣左サイドのペナルティーエリア手前でクリアボールを拾うと周囲の状況を見ながらドリブルを開始。後方から相手2人が距離を詰めてくるなか、韓国代表のエースは徐々にスピードアップしていく。ハーフウェーラインに差しかかった段階で、前方にバーンリーの選手が2人構え、後方から3選手が迫るなか、ソン・フンミンは右斜め前方に大きく蹴り出してこの包囲網を突破。快足を飛ばして敵陣に侵入すると、バーンリーDFエリック・ピーテルスのタックルも華麗にかわして相手最終ラインを攻略し、最後はGKとの1対1を冷静に制してスタジアムは歓喜に包まれた。
この衝撃的なゴールに、スペイン紙「20minutos」は「メッシやマラドーナ、ウェアを連想させるソンの壮大なゴール」と見出しを打って報道。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ、元リベリア代表FWジョージ・ウェアがこれまで決めてきた伝説のドリブル弾を引き合いに出し、73メートルにわたった突破で7人の相手を攻略したと称えた。また、英メディア「フットボール・ロンドン」も、「彼は崇高だった」と選手採点でソン・フンミンに10点満点を与えている。
試合はさらに2点を追加したトットナムが5-0と大勝。3ゴールに絡んだソン・フンミンは、モウリーニョ体制下でも圧倒的な存在感を放っている。