柏の工藤を獲得したMLSバンクーバー指揮官が絶賛 「得点感覚の高いハードワーカーだ」
公式サイトで移籍金ゼロでの獲得を発表
米MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスが、柏レイソルの元日本代表FW工藤壮人を移籍金ゼロで獲得したことを、クラブの公式サイトで正式発表した。
工藤は29日の天皇杯準決勝の浦和戦で敗れ、今季限りでの契約満了となっていた。ホワイトキャップスのカール・ロビンソン監督は、「マサトは素晴らしいゴール記録を持っている。チームの強化を我々は考えていた。ペナルティボックスの中で、スペースを見つける能力があり、決定機を作れる。彼は両足の技術も高く、ハードワーカーだ」と絶賛している。
ポジションについては「マサトは1トップもできる。連携も取れるし、必要ならワイドでもプレーできる」と説明している。
工藤は1990年生まれの25歳。柏ユースからクラブ一筋でプレーし、2009年にプロデビューを果たした。憧れだった北嶋秀朗氏から背番号9を受け継ぎ、主力選手として10年のJ2リーグ制覇、翌11年のJ1リーグ制覇などに貢献。13年にはアルベルト・ザッケローニ元監督の下で代表デビューも飾り、これまで4試合出場で2得点を記録している。
バンクーバー・ホワイトキャップスは、NBAのスーパースターであるスティーブ・ナッシュ氏もオーナーの一人として加わっていることで知られるクラブだ。13年には元日本代表MF小林大悟も所属。2015年シーズンはリーグで西地区2位に入りプレーオフに進出したが、準決勝でポートランド・ティンバーズに敗退していた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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