浦和DF槙野、クラブの“方向性のなさ”に危機感 「このままでは来季も残留争いに…」
「こういうシーズンだからこそ気づくこともある。大きな変化、動きがないと変わらない」
DFの中でも攻撃的なプレーを得意とする槙野は、その得点力も本来は魅力の選手だ。しかし、サンフレッチェ広島でデビューして1試合のみの出場だった2006年以来、Jリーグでプレーしたシーズンでは今季が初のノーゴール。繰り返されたセットプレーのトレーニングも功を奏さなかったという一つの象徴的な数字かもしれない。チーム全体を見ても、リーグ34試合34得点で、平均得点はジャスト1点。これではなかなか上位進出は望めない。
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ペトロヴィッチ監督が指揮を執っていた当時、失点の多さにこそ課題を指摘されたものの、攻撃力や得点力を不安視されたことはなかった。それが、わずか2年半でこのような状況にある。それだけに槙野は、「攻撃のバリエーションは、どうしたって増やさなければいけない。このままでは、来季も残留争いになってしまう」と警鐘を鳴らした。
「こういうシーズンだからこそ気づくこともある。大きな変化、動きがないと変わらない。タイトルやチャンピオンを目指すというクラブであれば、そうするべき」
2020年の浦和がどのような形で戦っていくのか、現時点では分からない。しかし、現場の選手レベルでも変化の必要性を痛感したシーズンだったことだけは間違いない。