「豪州の監督史上“最大の偉業”」 横浜FMをJ1優勝に導いた指揮官を母国メディア称賛
ポステコグルー監督、就任2年目でチームを15年ぶり4回目の頂点に導く
横浜F・マリノスは7日、J1リーグ最終節で2位のFC東京とホームの日産スタジアムで対戦し、引き分け以上で自力優勝が決まるなか、タイ代表DFティーラトンの先制ゴールを含む3得点で快勝し、15年ぶり4回目のJ1リーグ制覇を果たした。衛星放送「FOXスポーツ」オーストラリア版は、同国出身のアンジェ・ポステコグルー監督を「オーストラリアの監督史上最大の偉業を達成」と称賛している。
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第33節終了時点で首位を走っていた横浜FMは、引き分け以上で自力優勝、敗れても3点差以内であればタイトル獲得が決まる状況で試合を迎えていた。試合は序盤から拮抗した展開で進んだなか、前半26分にティーラトンのゴールでホームチームが先制。同44分にはブラジル人FWエリキがゴールを奪って追加点を手にすると、退場者を出したなかで途中出場のMF遠藤渓太がダメ押しゴールを奪って3-0。そのままFC東京の反撃を抑え、2004年以来となるリーグタイトルを手にした。
優勝指揮官となったポステコグルー監督を称賛したのは、母国メディアの「FOXスポーツ」オーストラリア版だ。チームを率いて2年目の指揮官は、昨季同様に攻撃的なサッカーを構築。リーグ最多68得点を奪った破壊力を武器に、2019シーズンを駆け抜けた。
この偉業について同メディアは、「オーストラリアの監督史上最大の偉業の一つを達成し、日本のJ1リーグで優勝した最初のオーストラリア人監督になった」と、ポステコグルー監督の手腕を称えている。
来季も横浜FMを率いることが決まっているポステコグルー監督。オーストラリア代表を自国開催の2015年アジアカップで頂点に導き、Aリーグの優勝経験もある指揮官は、今後日本でどれだけのタイトルを手にすることになるのだろうか。