14位に不満の浦和ファンが大ブーイング 大槻監督が神妙な面持ち「重く受け止めている」
今季34得点の浦和、1試合平均得点は過去ワースト3位
実際に、浦和は今季のリーグ戦34試合で34得点に終わった。リーグ戦1試合あたりの平均得点という意味では“お荷物”とすら揶揄されたJリーグ創設2年目までの1993年、94年に次ぐワースト3位。34得点のうちFW興梠慎三が12得点であり、全体の3分の1以上が1人によるものだった。興梠が家族の不幸により急きょ欠場したこの試合、スタメン11人の試合前時点での得点を合計すると、わずかに7点だった。
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こうしたシーズンだっただけに、試合後に立花洋一代表取締役社長が挨拶をした際には、その内容が聞き取りづらいほどの大きなブーイングに包まれた。その時に、ピッチ上で選手たちと整列していた大槻監督は「あのブーイングは社長だけでなく、自分にも向けられていると思っている。とても重く受け止めている」と神妙な面持ちだった。
昨季の暫定監督時には、公式戦6試合を無敗でオリヴェイラ監督にバトンタッチして、“救世主”のように扱われた。しかし、トップカテゴリーの指揮官を正式に務めるのは初の体験になった半年間は、チーム状況を好転させきれない苦しいものになってしまった。