前半リードを守りきり2回戦へ

　第94回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦、駒澤大学高校（東京B）と阪南大学高校（大阪）の一戦が30日、駒沢陸上競技場で行われた。開会式直後に行われた一戦は、5年ぶり2度目の出場となった駒大高が初出場の阪南大高を2-1で下した。

　前半28分、駒大高は右サイドでボールを奪ったMF栗原信一郎が中央で待っていた主将FW深見侑生へ合わせる。シュートは一度GKに防がれたが、こぼれ球を左足で押し込み先制に成功した。

　同30分には左サイドから持ち込んだMF竹上有祥が決めて、駒大高が立て続けのゴールでリードを2点に広げた。

　一方の阪南大高もFW徳網勇晟のシュートが右ポストを叩くなど惜しいシーンもあったが、結局得点は奪えなかった。2-0のまま前半を折り返した。

　反撃の糸口をつかみたい阪南大高は後半20分にPKを獲得。これをFW木戸口蒼大がGKの手を弾く強烈なシュートで決めて、1点を返した。

　しかし、その後は駒大高がペースを握ったまま試合が進んだ。そのままスコアは動かず、2-1のままで試合終了のホイッスル。駒大高が接戦を制して2回戦進出。年明けの2日に、31日に行われる尚志（福島）と京都橘（京都）の勝者と対戦する。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images