浦和の20歳MF橋岡、日本代表に追加招集で初選出 E-1選手権へ「何も失うものはない」
東京五輪世代の長身MF、初のA代表参戦に決意 森保監督に「認められるしかない」
浦和レッズのDF橋岡大樹が、10日に開幕するE-1選手権の日本代表に追加招集された。橋岡にとっては、A代表初選出になる。7日のリーグ最終節ガンバ大阪戦(2-3)後に発表された。
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橋岡は「4日の代表発表の時点で聞いてはいて、まずはチームで結果をと思って今日も戦いました」と話し、浦和が第33節終了時点でJ1残留が確定していなかったため、発表のみ先送りされていたようだ。そして「A代表に選ばれたのは非常に光栄なこと。チャンスの転がっている大会だと思うので、良さを見せたい」と意気込んだ。
現在20歳の橋岡は、今年のU-20ワールドカップ(W杯)で中心メンバーとして期待をかけられたが、負傷により選出外に。その後、東京五輪世代とのミックスで臨んだコパ・アメリカ(南米選手権)でもA代表入りを逃し、「本当に悔しかったので、今回は絶好のチャンス。何も失うものはない」と意気込んだ。浦和でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場経験を積んでいるだけに、「ACLで対戦した韓国や中国の選手とも戦うことになると聞いていますが、その部分では慣れているし、いつも通りにやれば問題ない」と自信も見せた。
森保一監督はA代表と五輪代表を兼任しているが、活動期間が重なることもあり、東京五輪の代表チームをフルで見る機会はあまりなかった。それだけに橋岡は「今回、森保さんのチームでは初めてのようなもの。認められるしかないと思う。そして、こいつならオーバーエイジが必要ない、A代表にふさわしいと思われるようなプレーをしなければいけない」と、来年に迫る東京五輪も見据えてE-1選手権への決意を語った。
対人守備能力の高さは、浦和の日本代表経験者も認めるもの。182センチの長身を生かしながら、ダイナミックなプレーを見せる姿に期待したいところだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)