ダンディーU正式加入の川島 「ついに」の一言に込められた万感の思い

難航したビザが発給され、半年間の浪人生活に終止符を打つ

 スコットランド1部最下位のダンディー・ユナイテッド移籍が発表された日本代表GK川島永嗣が、約半年間の浪人生活にようやく終止符を打ち、安堵の声を上げている。

「ついに、僕はダンディー・ユナイテッドに加わることができました。闘争心を持ちベストを尽くしたい。チームに何か違いをもたらせることを願っています。そして、経験も活用したい。ピッチでダンディー・ユナイテッドのユニフォームを着ることを楽しみにしています」

 クラブの公式サイトを通じてコメントを発表した川島だが、「ついに」という一言には万感の思いが込められていた。

 川島は昨季スタンダール・リエージュと契約満了となったが、海外クラブからのオファーはなかった。孤独な自主トレの間、セリエBのノヴァーラ、プレミアリーグのレスター・シティなどの練習に参加。11月第1週にダンディーUと移籍合意に達したが、就労ビザの手続きが難航した。この間、GKの故障者続出に苦しむオランダ1部リーグのNECが移籍先に浮上するほど、川島は宙ぶらりんの状況が続いたが、ビザ取得に必要な最後の関門である英語の試験をクリアし、正式発表にこぎつけた。

 

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