“出場停止リーチ”が続くレアル不動の守備的MF ジダン監督「何も対応できない」
累積警告4枚のカゼミーロ、バレンシアとバルセロナの難敵2連戦のどちらかで欠く恐れも…
レアル・マドリードは現在、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ベルギー代表MFエデン・アザール、ブラジル代表DFマルセロらが怪我を抱えて戦列を離れている。この負傷者リストはジネディーヌ・ジダン監督を悩ませているが、別の理由でここに名前を連ねそうなのが、ブラジル代表MFカゼミーロだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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今季、カゼミーロはここまで4度の警告を受けており、第17節バレンシア戦(15日)と同10節延期分のバルセロナ戦(18日)という難敵とのアウェー2連戦が近づいた今、出場停止までイエローカードあと1枚まで迫っている。
レアルは7日の第16節でエスパニョールと対戦するが、ジダン監督がこの試合でカゼミーロをメンバーから外せばバレンシア戦の出場は保証されることになる。しかし、もしバレンシア戦で警告を受ければ、その3日後に行われるバルセロナとの“エル・クラシコ”には出場できなくなる。
今季ここまで公式戦19試合に先発出場しているカゼミーロは、ジダン監督のチームでキープレーヤーであり不動の守備的MF。「マルカ」紙は、「彼がいなくなると、ジダン監督はどうすればいいか分からなくなる」とさえ伝えている。
エスパニョール戦に向けた会見で、ジダン監督はこの問題について言及。「それについては、何も対応ができない。彼は4枚もらっていて、次に1枚もらうと1試合出場停止になる。彼がシーズンの最後まで4枚を抱えるわけではないけれど、それに対しては何もできない」と、どこかで出場停止になることを覚悟していた。
19位に低迷するエスパニョールとの試合に向けて、「彼らは順位表にいるような場所にいるべきチームではない。難しい時期を過ごしているのは確かだが、彼らのプレーは決して悪くない」と語り、決して侮れないことを強調した。その言葉を額面通りに受け取れば、カゼミーロはそのまま先発出場を続けそうだが、果たしてジダン監督はどのような顔ぶれで試合に臨むだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)