「衝撃走るドライブパス」 リバプールDF、度肝抜く“低空ロングフィード”に海外注目

リバプールのイングランド代表DFアーノルド【写真:Getty Images】
リバプールのイングランド代表DFアーノルド【写真:Getty Images】

アーノルド、圧巻のロングパスで追加点を演出 「抑圧された苛立ちを解放」

 リバプールは現地時間4日、プレミアリーグ第15節でエバートンと対戦し、5-2で勝利を収めた。伝統の“マージーサイド・ダービー”でイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが披露した度肝を抜く低空ロングフィードに海外メディアも注目している。

 開幕から無敗を維持し首位を独走しているリバプールは、対照的に降格圏に迫り絶不調のエバートンとの伝統的な“マージーサイド・ダービー”に臨んだ。前半6分にベルギー代表FWディボック・オリギがあっさりと先制点を奪うと、同17分にはアーノルドの度肝を抜くロングフィードからのカウンターで追加点を決める。

 自陣の右サイドでパスを受けたアーノルドは、前方を確認した直後にワンステップで右足を振り抜くと、低空ながら凄まじい伸びを見せたロングフィードがセネガル代表FWサディオ・マネへと渡り、スイス代表MFジェルダン・シャキリのゴールの起点となった。

 アーノルドが披露した圧巻のパスに海外メディアも注目。英紙「デイリー・エクスプレス」は「衝撃走るドライブパス」と表現すると、米スポーツ放送局「ESPN」は「若きリバプール出身は前半に幾度となくリシャルリソンと軽率な小競り合いを起こしていたが、後半では抑圧された苛立ちを解放するような最高のライナークロスを見せつけた」と伝えている。

 リバプール下部組織出身のアーノルドは、2016年にトップデビューを果たして以降、不動の右サイドバック(SB)としてアシストを量産しており、昨季プレミア年間ベストイレブンに選出されていた。今季も爆発的なペースでアシストを積み上げており、この試合でも前半45分のマネのゴールをアシストしている。現在、リバプールで最も不可欠な選手の1人なのは間違いない。

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