バルサが久保建英の“帰還”歓迎、粋な動画を公開 「また君に会えるのを楽しみにしてるよ」
マジョルカの一員としてカンプ・ノウに帰還、バルサ下部組織時代の映像をSNSに投稿
日本代表MF久保建英の所属するマジョルカは、現地時間7日にリーガ・エスパニョーラ第16節バルセロナとのアウェー戦に臨む。スペイン名門の育成部門“ラ・マシア”で才能を磨いた久保にとっては、古巣帰還となる一戦であり、憧れの舞台だったカンプ・ノウのピッチに足を踏み入れる瞬間となるが、バルサ公式ツイッター日本語版は下部組織時代のプレー動画とともに、日本人レフティーの“帰還”を歓迎している。
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久保は2011年から15年まで、バルサの下部組織“ラ・マシア”に所属。その後、クラブが18歳未満の外国籍選手獲得・登録の違反により公式戦出場停止の処分を受けたため帰国した。FC東京の下部組織を経て17年にトップデビューを果たし、J1リーグで輝きを放つようになるとバルサ復帰の噂も浮上したが、18歳となった今年6月、レアル・マドリードへの完全移籍が発表された。バルサ側から見れば自らが育てた才能を“宿敵”に奪われる格好となったが、今季期限付き移籍中のマジョルカを迎える一戦を前に、“歓迎”の意向を示している。
バルサ公式ツイッター日本語版は、「また君に会えるのを楽しみにしてるよ」と綴り1本の動画を公開。背番号7をつけた久保がバルサ下部組織の一員としてプレーしている映像で、幼き日の久保がゴールを決めるシーンを集めたものだ。左サイドからのクロスを左足ボレーで合わせて笑顔を見せる場面から始まり、右からのグラウンダークロスをゴール前の狭いスペースで巧みにトラップしてから冷静にシュート。前方のスペースに出たボールを全速力で追ってから流し込んだものや倒れ込みながら左足アウトサイドで決める、豪快に左足を振り抜いた一撃など多彩なゴールシーンが収録されている。
この動画公開を受けて、返信欄では「素敵だなぁ」「さすがNo.1チーム」などバルサ側の粋な計らいを称える声が上がっていた。バルサ公式ツイッターは「そして土曜、より良いチームが勝ちますように」とも綴っており、現在首位を走る自チームの勝利をもちろん願っているのだろうが、スペインメディアでも注目されている久保の古巣帰還に向けて、期待は高まるばかりだ。