ベイルの“フラッグ騒動”にうんざり… 発端となったレアルOBが吐露「もうたくさんだ」
「ウェールズ、ゴルフ、マドリード」のきっかけとなったミヤトビッチ氏が語る
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、先月に行われた欧州選手権(EURO)2020予選のハンガリー戦(2-0)後、「ウェールズ、ゴルフ、マドリード、この順番だ」と書かれたフラッグを掲げて反発を呼んだ。このフラッグを生み出すきっかけとなったとされる元ユーゴスラビア代表FWプレドラグ・ミヤトビッチ氏が、「もう論争はしたくない」と語っている。スペイン紙「AS」が伝えた。
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大のゴルフ好きを公言しているベイル。今夏のプレシーズンには、メンバー外となったレアルの試合の最中にゴルフをしていたことが物議を醸した。
そんなベイルについて、レアルの英雄ミヤトビッチ氏は10月にスペインのラジオで、同選手にとってレアルでのプレーはウェールズとゴルフよりも優先度が低いと揶揄。11月の代表ウィークで「ウェールズ、ゴルフ、マドリード、この順番だ」と書かれた国旗をベイルが笑顔で手にしたことで、レアルファンの怒りを買うなどトラブルも引き起こしたのだが、この国旗が登場したのはミヤトビッチ氏の発言が発端とされている。
マドリードで行われた「AS」のスポーツ・アウォーズに出席したミヤトビッチ氏は、トラブルを引き起こすような意図でベイルについてのコメントをしたわけでなく、これ以上論争を生み出したくないと語っている。
「こんなはずではなかった。ベイルがサッカー選手として、素晴らしいクオリティーを持っていることは以前にも話しているし、ずっと彼のことを好きだった。確かに過ちを犯すこともある。我々は元選手、元ディレクターとしてコメントをしなければならない。しかし、論争もフラッグもリーダー役ももうたくさんだ」
そして、「私がマドリードに求めるのはいいプレーをすることと、できる限りすべてのタイトルを勝ち取ること。(ベイルのことは)もう何も言いたくない。なぜなら、またいろいろな問題を引き起こしたくないからだ。一番重要なのはベイルが戻り、彼がプレーすること。それが我々全員の望むことだ」と続けている。自身の発言が凄まじいスピードで広がり、大きな騒動まで巻き起こしてしまっていることは、ミヤトビッチ氏にとっても想定外の出来事だったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)