英紙が特集　各チームでの終焉を振り返る

　解任危機に立たされているマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、1991年から24年間の監督人生を過ごしてきた。4ヵ国で5クラブ、オランダ代表監督にも二度就任したが、それぞれのチームでどのような終焉を迎えてきたのだろうか。英地元紙「テレグラフ」は、「いかにしてルイス・ファン・ハールは、フットボールの監督として以前の仕事から離れたのか？」と特集。様々な言動で物議を醸すオランダ人戦術家の去り際を特集している。

1991～1997年：アヤックス「円満退任」

　6シーズン指揮を執ったファン・ハール監督は、円満に契約解除となっている。1993-94シーズンからの国内リーグ3連覇に加え、91-92シーズンにUEFAカップ（現ヨーロッパリーグ）、94-95シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ（CL）を優勝。契約期間を残しながら契約を解除し、バルセロナの監督に就任した。

1997～2000年：バルセロナ「引責辞任」

　オランダ代表選手を大量に獲得し、物議を醸したが、就任1年目にリーガと国王杯の二冠を達成。2年目にはリーガ連覇を果たした。だが、3年目に無冠に終わると、メディアやサポーターから批判を受け、辞任。「メディアの友人よ、私は辞める。おめでとう」と皮肉を利かせてバルサを去った。