名門ミランFW、わずか1年で立場暗転 今冬にイブラヒモビッチ加入でも“残留”希望か
昨季ブレークしたポーランド代表FWピオンテク、今季苦戦で移籍話も浮上
イタリア・セリエAの名門ACミランのポーランド代表FWクシシュトフ・ピオンテクは、昨季の冬にジェノアから加入して活躍したものの、今季は苦しんでいる。さらには今冬に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得も濃厚とされるが、それでもミラン残留を望んでいるようだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ピオンテクは昨季の前半にジェノアでリーグ戦13ゴールを決めてブレークし、冬の移籍市場でミランへ。そこでもリーグ戦9ゴールを挙げて、トータル22ゴールの好成績を残した。今季もミランのエースとしての大きな期待を寄せられていた。
しかし、ここまでのリーグ戦では14試合3ゴールといまひとつ。相手クラブから徐々に研究されてきた感も否めず、ミランは監督交代も経て冬の移籍市場でイブラヒモビッチの獲得に乗り出した。
そのため、ピオンテクは期限付き移籍も含めた放出が噂されている。古巣ジェノアへの期限付き移籍説がイタリアメディアで流れると、スペインメディアでは強豪アトレチコ・マドリードが獲得に乗り出したとも伝えられている。
それでも、ピオンテクについては「彼は諦めたくなく、あらゆる方法でミラノに滞在し、ミランでの地位を変えようとする。それだけでなく、ジェノバへの帰還という説はプロとしての敗北と見なされ、期限付き移籍は彼の意思を満たす選択肢ではない」とレポートされ、ミランでの復権を望んでいるという。
また「彼はそれをミランの経営陣に明確に伝え、代わりにあらゆる種類のオプションを真剣に検討している」と、移籍するなら完全移籍、基本的にはミラン残留が望みだとしている。
仮にイブラヒモビッチ獲得となれば、最前線のストライカーとしては絶対的な存在の君臨が予想される。ピオンテクはミランでセカンドトップのような役回りを受け入れるのか、それともアトレチコなど別の選択肢を選ぶのか。わずか1年でその立場が大きく変わる名門クラブでの厳しさを味わっているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)