「審判だってミスをする」 UEFA会長が現行ルールに持論「私はVARのファンではない」

審判の見定めによるハンドの基準は曖昧なままである【写真:Getty Images】
審判の見定めによるハンドの基準は曖昧なままである【写真:Getty Images】

ハンドの基準は曖昧なまま…審判が見極めることに限界がある?

「最近、UEFAの本部で欧州トップレベルの監督たちとのミーティングがあった。そこには(ジョゼップ・)グアルディオラや(ジネディーヌ・)ジダン、(カルロ・)アンチェロッティや(マッシミリアーノ・)アッレグリ、(ユルゲン・)クロップもいた。そして、審判部のロベルト・ロゼッティも同席していた。彼は監督たちにあるシーンを見せ、これがハンドであるか尋ねたら、部屋の半数がイエス、半数がノーだった。これが、ルールがどれだけ明確なのかの答えだ。審判は精神科医ではない。意図のある・なしについて、そういうことだ」

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 ルールではハンドの一部は明確化されたが、根本的には「手または腕でボールをコントロールする意図があるか否か」を審判が見極めることになっている。しかし、チェフェリン会長はそこに無理があるという主張を行った。

 チェフェリン会長は「審判だってミスをする。それは選手のミスと同じようなものだ」として、VARの存在を否定するような言葉を並べた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では昨季の決勝トーナメントからVARが導入され、来年の欧州選手権(EURO)本大会でも当然そうなるが、その世界的な流れに対しては苦々しい思いがあるのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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