バルサ加入当日に契約解除の”グアルディオラ” 批判ツイートの疑惑否定
英雄と同姓のMFが騒動謝罪も、投稿内容は「存在しない」
スペインの名門バルセロナは28日、2部アルコルンのスペイン人MFセルジ・グアルディオラと契約し、バルセロナBに加入すると発表。しかし、選手が過去にソーシャルネットワークサービスの「ツイッター」でクラブに対する敬意を欠いた発言があったとして、バルセロナはその日のうちに即刻契約解除を発表していた。しかし、選手本人はそんなツイートはしていないと疑惑を否定。バルサに対して謝罪も行った。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
バルセロナのレジェンドであり、現バイエルン・ミュンヘンの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラ監督と同じ姓を持つ24歳は、バルセロナと契約を交わしバルサBチームに加わることが決定していた。しかし、同選手は自身の「ツイッター」で過去に「僕ならメッシをチームに入れない。チームプレーを台無しにするからね」「行け、レアル・マドリード。バルセロナは地獄へ」と、宿敵レアル・マドリードをサポートするようなものや、バルセロナに対する攻撃的なツイートをしていたことが発覚。バルセロナはこれを受けて、契約からわずか数時間後にグアルディオラとの契約を解除したことを発表した。
その一方、グアルディオラはバルセロナへ謝罪の気持ちを明かすと共に、「そんなことはツイートしていない」と疑惑を否定した。「誤解だ。(ツイートは)2013年のものみたいだけど、そんなものは存在しないよ。プロフィールは僕のものだったが、僕ではない」とアカウントが偽物であったと主張。「もう1000回は許しを請うた。非常に苦い教訓を得た。(バルサに対しては)本当に申し訳ない気持ち」と無念の思いを吐き出した。
誰でも簡単に登録できるSNSで、選手の人生を引っくり返すような衝撃的な事件へと発展した。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images