名将ベンゲル、ユングベリ暫定監督に“助け船”の意向 「もちろん対応することは可能」
暫定指揮の現状を「彼にとってチャンス」と表現し、サポートに関しても意欲
アーセナルはウナイ・エメリ前監督の解任後、クラブOBであるフレディ・ユングベリ暫定監督がチーム立て直しを任されている。ユングベリが現役時代に所属した黄金期から比べると現状は天と地の差だが、当時の栄光を築き上げたアーセン・ベンゲル元監督がかつての教え子に対して“助け舟”を出す意向があると英公共放送「BBC」が伝えている。
ベンゲル氏は現在、サッカーの試合ルールを決定する裁量を持つ国際サッカー評議会(IFAB)のベルファストでの会合に出席し、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)への理解を深めることなどを啓蒙しようとしている。
そのなかで触れたのは、古巣アーセナルである。2017-18シーズン限りで20年以上の間にもわたって指導を執ったアーセナルを離れたが、“円満”での勇退ということもあって、「心はクラブにあるので、彼らに上手くやってほしいんだ」といまだにクラブに対する愛情が強いことを明かしている。そして、何よりプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げた当時のメンバーであるユングベリ暫定監督に対する思いもある。
「フレディ(ユングベリ暫定監督)は素晴らしい献身性を持っているし、この仕事を長期間にわたって続けてほしいと思っている。彼にとってはチャンスだと思うし、それは人生で望むべき機会だと思う。彼をサポートしつつ、彼のアイデアで働いてもらおう」
現地時間5日のプレミアリーグ第15節ブライトン戦は、ユングベリ暫定監督にとって初のホームゲームだ。「彼がもしその必要性を感じているのならば、私はもちろん対応することは可能だ」と語るなど“アドバイザー役”を打って出ることも明言している。アーセナル再建への一歩にベンゲル監督も間接的ながら力を貸すことになるか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)