渦中のベイル、EURO期間中はゴルフ禁止!? ウェールズ監督が「フットボールに集中」を厳命
ゴルフ好きで騒動を引き起こしてきたベイルだが…協会側が意見を表明
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、大のゴルフ好きが高じて様々な騒動を引き起こしているが、欧州選手権(EURO)が行われる来夏はしばらくゴルフから離れることになりそうだ。スペイン紙「AS」は、「ウェールズはEUROの期間中、ベイルにゴルフを認めない」と報じている。
ベイルはかねてから大のゴルフ好きを公言している。今夏のプレシーズンには、メンバー外となったレアルの試合の最中にゴルフをしていたことが物議を醸した。
以前、レアルOBのプレドラグ・ ミヤトビッチ氏は、ベイルにとってレアルでのプレーはウェールズとゴルフよりも優先度が低いと揶揄した。そして、11月の代表ウィークでは「ウェールズ、ゴルフ、マドリード、この順番だ」と書かれた国旗を、ベイルが笑顔で手にしていたことがレアルファンの怒りを買うなどトラブルも引き起こしている。
ベイルはフットボール以外ではゴルフの情報ばかりを追っていると言われるが、さすがに来夏のEURO期間中はゴルフのことばかりを考えているわけにはいかないようだ。ウェールズサッカー協会のチーフエグゼクティブを務めるジョナサン・フォード氏は、こう語っている。
「ライアン(・ギグス監督)はキャンプ中、フットボールだけに集中させることを明確にしている。ゴルフをして健康やコンディションを危険に晒すような選手が出ることにはならないだろう。一部の選手は違う見方をしていることも私は理解している。一日中トレーニングすることはなく、選手たちにはなんらかの娯楽は必要だろうが、注意深く考えなければいけない」
フォード氏はコンディション調整の観点から、大会の準備期間から選手たちにゴルフをプレーさせることはないと語った。それはチームを率いるライアン・ギグス監督の考えでもあるようだ。さすがのベイルも母国のために戦うEURO期間中は、フットボールに集中することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)