韓国が「AFCクラブランキング」5位転落 中国、日本の後塵、“東アジア3番手”に危機感
韓国紙が最新ランキングに注目、2021年からのACL出場枠減に影響か
韓国のKリーグが、アジアでの競争力の低下に危機感を抱いている。
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韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「アジアサッカー連盟(AFC)が公開した最新のAFCクラブランキングで、韓国が5位になったことが明らかになった」と、近年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の結果などから順位が下がっている事実を伝えている。
ちなみにAFC公式サイトを確認すると、11月29日に更新された国別の最新ランキングでは1位中国、2位カタール、3位日本、4位サウジアラビア、5位韓国、6位イランとなっている。
そのうえで同紙は、「韓国は3年前、AFCクラブランキングで1位に立っていた。当時、全北現代がACLで優勝し、Kリーグはトップを走っていた。しかし3年ぶりに韓国プロサッカーのアジアランキングは5位まで下降した。これによって、KリーグのACL出場権に変化が訪れるのは避けられない状況になった」とし、Kリーグクラブが結果を残せていない現実を踏まえ、ACLに出場できるチーム数が減らされるのではないかと危惧している。
これまでKリーグは、ACLに出場できる3チームに加え、プレーオフからもう1チームの出場が可能だった。だが、同紙は「これまでは“3+1”だったが、今回の結果で2021年シーズンから、“2+2”になるのは確実だ」としている。
KリーグチームはACLで17年と18年も不振で、今年も全北現代と蔚山現代がベスト16で敗退。確かに近年は、中国と日本の勢いに押されてしまい、ついに東アジアでは3番手の烙印を押されてしまった。
ただ、来年のACLにはKリーグ3連覇を達成した全北現代、同2位の蔚山現代、韓国のFAカップを制した水原三星が出場することが決まっている。リーグ3位のFCソウルはプレーオフに回る。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。