「最も重要なゴール」 AZ菅原由勢、“低弾道ミドル”の決勝弾で地元紙のMOM選出
VVVフェンロ戦で決勝点を挙げ、地元メディアが大絶賛
AZアルクマールに所属するU-22日本代表DF菅原由勢が、エールディビジ第15節VVVフェンロ戦で値千金の決勝弾を挙げて、1-0の勝利に導いた。前半39分に低弾道のミドルシュートを突き刺して今季2点目をマーク。チームをリーグ5連勝に導いた“ヒーロー”にオランダ紙「AD」は高評価を与えている。
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好調のチームを救ったのは菅原だった。前半39分、ペナルティーエリア右手前でパスを受けた菅原は、すぐさま反転。ワントラップから右足を振り抜くと、低弾道のミドルシュートをファーサイドのゴール左のサイドネットを揺らした。この先制ゴールが決勝点となり、2位につける好調のチームは5連勝。首位アヤックスを勝ち点6差で猛追している。
仲間に捧げたゴールだった。今季2点目となる“ゴラッソ”を決めた後は、背番号「3」のユニフォームを掲げた。現地時間11月28日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)第5節パルチザン戦(2-2)で負傷したDFパンテリス・ハツィディアコスへ贈った一発。スタンドから見守った本人も菅原の姿に笑顔を見せた。
大活躍を見せた19歳を「AD」は、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。採点では両軍でトップタイの「6.5」の高評価を与えた。さらに、MOM選出に「ここまでのクラブにとって最も重要なゴール」と称賛している。
チームも絶好調を維持。3試合ぶりに先発を務めた菅原にとっても大きな1点となったことだろう。