引退の元日本代表DF栗原、横浜FM一筋18年のプロ生活に後悔なし 「100点以上だった」
体に「痛いところは一つもない」状態ながら、気力面が追いつかず現役引退を決断
横浜F・マリノスの元日本代表DF栗原勇蔵が2日、現役引退を発表した。ジュニアユース時代から横浜FM一筋を貫いたセンターバック(CB)は、18年間のプロ生活を「100点以上だった」と語った。
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栗原は横浜FMジュニアユース、横浜FMユースを経て、2002年にトップチームへ昇格。キャリア序盤は元日本代表DF松田直樹さんや同DF中澤佑二氏を擁する横浜FMの厚い守備陣のなかで控えに甘んじていたが、06年の開幕戦でスタメンに起用されてレギュラーに定着した。同年には日本代表デビューも飾り、14年のブラジル・ワールドカップ予選に出場するなど通算20キャップを記録。空中戦や球際の強さは日本人CBのなかでも屈指だった。
2015年以降は出場機会が徐々に減り、プロ18年目の今季はリーグ戦出場ゼロ。公式戦はルヴァンカップと天皇杯の計5試合にとどまり、優勝が懸かった12月7日の最終節FC東京戦を前に現役引退の発表に至った。「正直に言えば、痛いところは一つもない」一方で、気力の面で「キツかった」と明かす栗原。シーズン中に引退の二文字は頭をよぎっていたが、「この2~3週間」で正式に決断したという。
下部組織時代から含めると24年間、マリノスは自身にとって「家族だった」と栗原は振り返る。
「皆さん、家族のためにいろいろしますよね。それと一緒です。マリノスは、サッカー選手としてはもちろん、人間として成長させてくれた。サッカーをやっていなかったら、どうなっていたか分からない。めちゃくちゃしていた自分を、少しまともな大人にしてくれたのがマリノスでした」
02年に昇格した当初、クラブ一筋18年、J1通算316試合に出場するとは思っていなかったという自らのサッカー人生を「悔いはない。100点以上。想像以上でした」と総括した栗原。今後はクラブに残り、「自分が一番力を発揮できること」を模索していく予定だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)