抜群の安定感で2-0の勝利と暫定首位浮上に貢献

　今季アーセナルに加入したチェコ代表GKペトル・チェフが、2-0で勝利した28日のボーンマス戦で自身170試合目となるクリーンシート（無失点試合）を達成し、プレミアリーグ新記録を樹立した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

　チェフは昨季まで所属したチェルシーで若き守護神GKティボー・クルトワにレギュラーの座を奪われたことで移籍を決意。今夏、宿敵アーセナルに移籍した。33歳となったが、そのプレーの安定感は衰えていない。ボーンマス戦では相手にシュート10本を打たれ、そのうち枠内シュートは3本だったが、危なげないプレーを披露。今季リーグ戦8試合目となる完全シャットアウトで、暫定首位浮上に貢献した。

　チェルシー時代の同僚DFジョン・テリーはチェフがライバルへ移籍した際、「チームに12〜15ポイントをもたらす」と断言した。その言葉が示すように、負傷者続出に苦しむアーセナルで今季開幕前に加入した唯一の新戦力は際立った存在感を示している。チェコ代表の加入がチームに安定をもたらし、ガナーズ最大の懸念ポイントの一つだった守護神不在の問題を解決した。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images