スールシャール監督、アストン・ビラ戦の出来に不満 「勝利に値したとは思えない」
マンUはアストン・ビラ相手に2-2ドロー「1-1でハーフタイムに入れたのはラッキー」
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間1日にプレミアリーグ第14節でアストン・ビラと対戦し、2-2で引き分けた。2試合連続ドローでまた足踏みとなり、オレ・グンナー・スールシャール監督は「勝利に値したとは思えない」と試合内容にも不満を示した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
試合は一進一退の攻防となった。前半11分、アストン・ビラはMFジャック・グリーリッシュが左サイドからゴール右上隅へ鮮やかなミドルシュートを決めて先制。同42分には右サイドからのクロスをイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが合わせ、弾いたGKトム・ヒートンのオウンゴールという形でユナイテッドが同点に追いついた。
1-1で迎えた後半21分には、ユナイテッドのスウェーデン代表DFビクトル・リンデロフがヘディングシュートを決めて勝ち越しに成功したが、そのリードも束の間。その2分後にアストン・ビラのイングランド代表DFタイロン・ミングスが左足のボレーシュートでゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
その後にスコアは動かず、ユナイテッドはホームで手痛いドロー決着。前節のシェフィールド・ユナイテッド戦(3-3)に続く、足踏みとなった。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「ユナイテッドはまたも標準以下のパフォーマンス」とシェフィールド・U戦に続く低調な出来だった“赤い悪魔”へ厳しい視線を送った。同局のインタビューに答えたスールシャール監督も特に前半は内容で劣っていたことを認めており、「1-1でハーフタイムに入れたのはラッキーだった」と言及。引き分けは妥当な結果だったと試合を振り返っている。
「後半は良かった。彼らにプレッシャーをかけ、チャンスも作り出した。彼らもグリーリッシュにチャンスがあったが、我々も試合に勝てそうなチャンスを作っていた。とはいえ、全体的に見れば、我々が勝利に値したとは思えない」
勝ち切れない試合が続くユナイテッドは、プレミアリーグ14試合でわずか4勝(6分4敗)しか挙げることができず、9位と低迷。首位リバプールと22ポイント差、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位チェルシーとも8ポイント差と上位陣から大きく引き離されている。スールシャール監督解任の噂もにわかに浮上しているが、この苦境から抜け出すことはできるのだろうか。