「イニエスタ不在でも…」 神戸の“7本パス弾”をイタリア称賛 山口の華麗スキルも脚光

神戸が鹿島を3-1で撃破【写真:Getty Images】
神戸が鹿島を3-1で撃破【写真:Getty Images】

敵地鹿島戦で3-1勝利、神戸に2点目にイタリア紙も驚き

 ヴィッセル神戸は11月30日のJ1第33節鹿島アントラーズ戦で3-1と勝利したなか、7本のパスをつないで決めた鮮烈ゴールにイタリアメディアが注目し、「イニエスタが不在でも…ヴィッセルはこうしてゴールを決めた」と驚きをもって報じている。

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 神戸はMFアンドレス・イニエスタ、FWダビド・ビジャの元スペイン代表コンビが不在のなかで敵地での鹿島戦に臨み、前半14分にFW藤本憲明が先制点を奪取。そうして迎えた同29分に流れるようなパスワークを見せる。

 神戸のGK前川黛也が左サイドに振ったところから一気にテンポアップ。連続でパスをつなぎながら前線へ攻め込むと、日本代表MF山口蛍が相手エリア前まで侵入し、右足かかとで意外性あふれるパスを中央に供給する。そのボールを受けた藤本がトップギアでエリア内に切れ込み、最後はFW郷家友太が流し込んで攻撃を完結させた。

 イタリア紙「コリエレ・デッロ・スポルト」は神戸の2点目を映像付きで取り上げ、「イニエスタが不在でも…ヴィッセルはこうしてゴールを決めた」と報道。司令塔のイニエスタは欠場したものの、「7本のパスと山口のバックヒールパスで、ヴィッセル神戸は鹿島のホームで2-0の瞬間を生み出した」と記している。

 試合は同40分、鹿島のMF土居聖真に1点を返されたものの、後半43分にDF小川慶治朗が3点目を決めて勝負あり。神戸の鮮やかなゴールは、現地の観客だけでなく、海外メディアにも衝撃を与えたようだ。

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