トゥウェンテ中村敬斗、首位アヤックスから今季4点目 現地衝撃「何が起きているんだ?」
アヤックス戦で中村が先発出場、前半15分に右足で先制のゴラッソ
オランダ1部トゥウェンテのU-20日本代表FW中村敬斗が1日に行われている第15節の本拠地アヤックス戦(2-5)に先発出場すると、前半15分に右足で先制のゴラッソを決めた。首位チームを相手に一時リードを奪うトゥウェンテのパフォーマンスに現地メディアも「何が起きているんだ?」「アヤックスはトウェンテのカウンターに何をすればいいのかわかっていない」と驚きを持って報じた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
12位のトゥウェンテは前節終了時点で首位に立っていたアヤックスをホームに迎えての一戦に臨んだ。中村は3トップの左サイドで先発。すると前半15分、カウンターアタックで左サイドからドリブルで持ち込むと、右足に持ち替えてDFを抜き切る前にインフロントキックでシュート。ボールは鋭く曲がりながらゴール右隅のサイドネットを揺らした。
中村はこれで今季4得点目。1得点1アシストの活躍を見せた9月15日の第6節フォルトゥナ・シッタート戦(3-2)以来、約2ヶ月半ぶりの得点となった。
中村のゴラッソで先制したトゥウェンテはその4分後にFWアイトール・カンタラピエドラにもゴールが生まれ、早々に2点をリード。この驚きの展開をオランダメディア「Voetbal Primeur.nl」は「何が起きているんだ?ナカムラとアイトールのゴールでトゥウェンテがアヤックスを2−0でリード」との見出しで速報した。
さらに記事では「エンスヘーデ(トゥウェンテの本拠地)での試合はクレイジーな展開に。アヤックスはトゥウェンテの高速カウンターに対して何をすればいいのか分かっていない」とアヤックスの苦戦ぶりをレポートしている。下位に沈むトゥウェンテの猛攻は大きな驚きを提供していたようだ。
ただし、その後に試合展開は一変した。アヤックスがMFノア・ラングのゴールで1点を返して前半を折り返すと、後半6分には再びラングのゴールで同点となり、元オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールにもゴールが生まれて3-2と逆転。さらに同25分にはラングがハットトリックを達成し、終盤にはフンテラールに2点目を決められ2-5で敗れた。
最後は首位アヤックスに力負けする結果となったトゥウェンテだが、そのなかでも中村は技ありゴールでその才能の片鱗をしっかりと示していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)