久保建英、“4人包囲網突破”の圧巻ドリブル披露 現地紙も称賛「すべての攻撃が経由」
ベティス戦で1-2敗戦も久保が随所に存在感
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間30日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節の本拠地ベティス戦でリーグ戦4試合連続の先発出場を果たしたが、試合は惜しくも1-2で敗れた。久保は随所に光るプレーを見せ、後半には相手4人の包囲網を華麗に突破するドリブルを披露。スペイン地元紙「Diario de Mallorca」は「すべての攻撃がクボのスパイクを経由した」と称賛している。
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久保は11月3日の第12節バジャドリード戦(0-3)から連続でスタメン出場を続け、第13節ビジャレアル戦(3-1)ではリーガ初ゴールをマーク。そうして迎えたベティス戦でも定位置を確保し、スタメン出場を飾った。
しかし試合は前半7分、マジョルカのMFイドリス・ババがエリア内で相手FWナビル・フェキルを倒してPKを献上。これをベテランMFホアキン・サンチェスに決められて先制点を奪われた。さらに前半33分、フェキルに弾丸シュートを叩き込まれて被弾。マジョルカは後半10分にPKからのMFラゴ・ジュニオールが決めて1点差に詰め寄ると、反撃ムードが漂うなかで日本人アタッカーが本拠地を沸かせた。
後半15分、マジョルカが相手ゴール前に攻め込んだなか、エリア手前はまさに混戦模様。パスを受けた久保はあえて密集地帯に突進し、相手4人が前後左右から一斉に取り囲んだなか、一気にスピードアップして軽やかに包囲網を突破してみせた。その流れから同点の決定機を迎えたが、MFダニ・ロドリゲスがシュートを外して悔しさを滲ませている。
スペイン地元紙「Diario de Mallorca」は「すべての攻撃がクボのスパイクを経由した」と称え、「マジョルカの攻撃をけん引し、いくつかのチャンスで楽しませていたのは日本人選手だけだった」「素晴らしいパス能力がマジョルカの攻撃を生み出していた」と記している。マジョルカは1-2で敗れたが、そのなかで久保の存在感は際立っていた。