乾貴士、“バスク・ダービー”先発出場でアシスト記録もチームは完敗 3連敗の苦境迎える
レアル・ソシエダに1-4で敗戦 「エイバルは不振に悩まされる」とスペイン紙
スペイン1部エイバルのMF乾貴士は現地時間11月30日、敵地での第15節レアル・ソシエダ戦に先発出場。一時は同点となるアシストを記録したものの、後半途中に交代となり、チームは1-4の完敗を喫している。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
連敗中のエイバルは、レアル・ソシエダのホームに乗り込んでの“バスク・ダービー”に臨んだ。乾は第13節レアル・マドリード戦(0-4)以来、2試合ぶりの先発出場となった。
まずは先制したいエイバルだったが、前半25分に先手を取られてしまう。自陣左サイドのFKからレアル・ソシエダDFロビン・ル・ノーマンドにヘディングシュートを決められた。
ビハインドの状況で、乾は左斜め45度の位置からシュートを狙っていくなど、ゴールに向かったプレーを見せていく。そして前半35分、チリ代表FWファビアン・オレジャーナのシュートのこぼれ球を拾い、後方から駆け上がってきたセネガル代表MFパパクリ・ディオプにパス。これをディオプがしっかりと決め切り、同点弾を生み出した。
同43分には乾がカットインからミドルシュートを狙うなど、勢い付いた状態でハーフタイムを迎えたエイバル。しかし後半開始早々にレアル・ソシエダのスペイン代表FWミケル・オヤルサバルに勝ち越し点を許すと、同12分にも失点。その4分後に乾は交代となり、終盤にはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールに追加点を沈められ1-4の敗戦を喫した。
大差での敗戦ということもあり、スペイン紙「マルカ」の採点では3つ星満点中2つ星を獲得したディオプとオレジャーナ以外のエイバル全選手が1つ星。「エイバルは不振に悩まされる」と綴り、新鋭ウーデゴールに牽引されて4位と躍進するレアル・ソシエダとのコントラストに言及していた。
エイバルはこれでリーグ戦3連敗、順位は16位となっている。2019年内の残るリーグ戦3試合の相手は、ヘタフェ、アスレティック・ビルバオ、そしてグラナダ。早い段階で苦しい状況から脱したいところだ。