「初めての挫折に近い」 “浦和主将”柏木が今季の苦悩吐露「一番前に立てない自分が…」
復活の兆しを見せて最終節へ 「違った自分を出せるようにやっていきたい」
しかし、そのホームで迎える最終節に向けて柏木は、「最後はホームでなんとしても勝って、ね。ACL決勝でも何も残せなかったし、個人的にもピッチで良いプレーを表現できていない2年間だったから。来年また頑張ろうと言えるような状況にしたい。負けて終わるのは違うから」と話している。
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「この1年、2年で自分のサッカー人生において勉強させられたし、初めての挫折に近いのかなっていう気がする。来年はたぶんキャプテンじゃないと思うし、自分らしく。良い年齢を重ねてきて余裕も出てくると思う。いろいろなトレーニングや治療を入れて体も良くなってきていると思う。来年に向けては違った自分を出せるようにやっていきたいし、出さなきゃダメ。でも、この2年が今後のサッカー選手として、人間として素晴らしい2年だったと言えるように、また挑戦していきたい」
今季の浦和は、確かに個々のポジションにはタレントが揃っているが、それをつなぎ合わせチーム全体にリズムを生む存在として、柏木の不在を感じさせる試合が多かった。“浦和の太陽”というニックネームがあるように、彼がいるから周囲も輝くし、上手く回っていける面は間違いなくある。
苦悩の2年間を過ごしてきた柏木が、来季にまた輝きを取り戻す――。その兆しを確信に変えるようなリーグ最終節を迎えたい。