横浜FMが15年ぶりJ1制覇に王手! 川崎に4-1快勝、最終節でFC東京に引き分け以上で無条件優勝
敵地で“2連覇王者”を一蹴 最終節でFC東京と直接対決、「3点差以内の敗戦」でも15年ぶり4回目の優勝へ
J1リーグの横浜F・マリノスは30日、アウェーの等々力陸上競技場で川崎フロンターレとの“神奈川ダービー”に臨み、4-1で勝利した。そして同時刻に味の素スタジアムで行われていたゲームで、2位FC東京が浦和レッズと1-1でドロー。この結果、横浜FMがFC東京に勝ち点「3」差をつけ、優勝の行方は最終節に持ち越しとなった。
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横浜FMは前節、松本山雅FCに敵地で1-0と勝利し、勝ち点を「64」に伸ばして今季初の首位に浮上。2位FC東京と勝ち点「1」差のため、この試合に勝ち、FC東京が浦和に敗れれば優勝が決まる条件で、“2連覇王者”川崎とのアウェーゲームを迎えた。
激しい試合になることが予想された“神奈川ダービー”だが、重圧のかかる横浜FMが前半8分に先制に成功する。左サイドのタッチライン際でボールを受けたFWマテウスが、川崎MF守田英正との競り合いを制してクロスを供給。これを仲川が体ごと押し込み、大きな先制点を決めた。
その後、川崎に決定機を与えるも凌いだ横浜FMは、前半を1-0で終了。同時刻にキックオフされていたFC東京対浦和の一戦は、前半39分に浦和FWマルティノスに先制点を奪われ、FC東京が0-1でハーフタイムへ。このままのスコアで終われば優勝が決まるという状況のなか、後半がスタートした。
そして横浜FMは、再び立ち上がりにスコアを動かす。後半4分、スルーパスに抜け出したFWエリキが川崎GKチョン・ソンリョンとの1対1を制して2-0とした。さらに同24分、パス交換から右サイドを抜けた仲川からのクロスを、ニアサイドに飛び込んだエリキが決定的な3点目を奪った。
その後、川崎のFWレアンドロ・ダミアンに1点を返されるも、同44分にMF遠藤渓太が決めて4-1とした。10戦無敗、破竹の6連勝で勝ち点を「67」に伸ばした。
一方、2位のFC東京も後半24分、CKから途中出場のFW田川亨介がゴール前でこぼれ球を押し込み1-1の同点に追いつき試合終了。勝ち点を「64」とした。
この結果、横浜FMが15年ぶり4回目のJ1リーグ制覇へ王手をかけ、12月7日にホームの日産スタジアムでFC東京との直接対決に臨む。引き分け以上なら無条件で優勝決定。敗れても得失点差が「7」離れているため、3点差以内なら優勝、4点差以上の敗戦だとFC東京が逆転優勝となる。
果たして、運命の最終節ではどのようなドラマが繰り広げられるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)