指揮官解任も… エジルの“ノーリアクション”に海外注目「ツイッターでエメリを無視」
周囲がメッセージを送るなか、解任されたエメリ監督にまったく触れず
アーセナルは現地時間29日に成績不振からウナイ・エメリ監督の解任を発表した。衛星放送「ユーロスポーツ」はエメリ監督の下で不遇だった元ドイツ代表MFメスト・エジルが解任について全く触れていないことに注目している。
エメリ監督は2018年夏にアーセン・ベンゲル監督の後任として就任。セビージャ、パリ・サンジェルマンで実績を残したその手腕に大きな期待が懸けられていた。
しかし、1年目の成績はプレミアリーグ5位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を逃した。UEFAヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進んだが、チェルシーに敗れて準優勝。そしてリベンジの2年目となった今季は序盤から失速。直近の公式戦7試合勝利なしという状況に陥り、解任の憂き目にあった。
エメリ監督の解任で注目を浴びているのが、同指揮官の下で不遇をかこっていたエジルだ。フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット、イングランド代表DFカラム・チェンバース、U-19イングランド代表FWブカヨ・サカらがツイッターで指揮官への感謝や今後の健闘を祈るメッセージを投稿するなかでエジルもツイートしたが、スペイン人指揮官については触れず、暫定指揮官に就任したフレドリック・リュングベリ氏と話す様子の写真を投稿したのだ。
これについて「ユーロスポーツ」は「他の選手が元監督に感謝するなか、エジルはツイッターの投稿でエメリを無視した」との見出しで報じた。記事では「エジルはエメリに解けないパズルだったことが証明された」と指摘されているように、エメリ体制でのエジルはスタメン出場の機会も激減し、最後の最後まで指揮官のスタイルに完全にフィットすることはなかった。それだけにエジルがエメリ解任に対してリアクションをしなかったことが、2人の関係性を如実に示すものだとして話題になっているようだ。
リュングベリ暫定監督の下で再始動したアーセナル。今後の監督人事に関していくつかの噂も出ているなか、エジルがレギュラーポジションを取り戻せるかどうかも注目のトピックとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)