「EMERY OUT」 鎌田の2発で逆転負けのアーセナル、エメリ監督をファンが“解任要求”
ELフランクフルト戦で先制するも鎌田大地に2得点を許し逆転負け
UEFAヨーロッパリーグ(EL)第5節のアーセナル対フランクフルトが現地時間28日にエミレーツ・スタジアムで行われた。日本代表FW鎌田大地が敵地で2得点を決める活躍を披露し、フランクフルトが2-1で勝利を収めた。ホームで逆転負けを喫したアーセナルファンのフラストレーションは溜まる一方で、ウナイ・エメリ監督解任を要求する辛辣なバナーが掲げられたと英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
アーセナルは前半アディショナルタイムにガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで先制。しかし、後半に入ると同10分に鎌田に左足で強烈なシュートを決められて同点とされ、さらに同19分にはコーナキックからのこぼれ球を再び鎌田にゴールを許し、逆転された。結局最後まで得点を奪い返すことはできず、1-2で敗れた。
プレミアリーグでは直近の5試合で3分2敗と勝利がなく、8位まで順位を落とすなど不調のアーセナル。エメリ監督の風当たりも強くなっているなかで、欧州カップ戦でも痛恨の黒星となった。ファンは指揮官に対する不満を強めており、フランクフルト戦の試合中には「EMERY OUT」と解任要求のポスターを掲げるファンもいたという。そこには「戦術なし、フォーメーションなし、隠れる場所はどこにもない」とエメリ監督の手腕を痛烈に批判するメッセージも記されている。
ELでは勝点10でグループ首位を維持しているアーセナルだが、決勝トーナメント進出決定は最終節に持ち越しとなった。2位フランクフルトとは1差、最終戦の相手でもある3位スタンダール・リエージュとは3差と緊迫した状況。一部ではエメリ解任は時間の問題とも報じられているが、この苦境から抜け出すことはできるのだろうか。