ウルグアイ代表FWスアレス、22年W杯出場に意欲も懸念吐露「楽しめなくなっている」
35歳で迎えるカタールW杯に向けて「モチベーションはどんどん大きくなっている」
バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、35歳で迎える2022年カタール・ワールドカップ(W杯)出場を夢見ている。モチベーションは十分のようだが、その一方で年齢的な衰えに対する懸念もあるようだ。インタビューでは「年を取るとチームに残るのも難しくなっていく」「(フットボールを)楽しめなくなっている」と正直な胸の内を明かしている。スペイン紙「スポルト」が報じた。
アジアではすでにカタールW杯2次予選がスタートしているが、南米では来年3月から約1年半に及ぶ長丁場が始まる。前回のロシアW杯でベスト8のウルグアイのエースとして長年君臨してきたスアレスは、カタールで自身4度目の大舞台出場を目指している。
ウルグアイサッカー協会のYouTubeチャンネル「AUF TV」のインタビューに応じたスアレスは「モチベーションはどんどん大きくなっている」と語り、カタールW杯出場への意欲を燃やしている。しかし、本大会時には35歳となっていることから、コンディション面の不安もあるという。
「年を取ればスカッドに残るのもより難しくなっていく。今はバルセロナでプレーしているが、これから予選が並行していけば、将来はどうなるか分からない。最高のパフォーマンスで次のW杯のチャンスを手にするためには150%の状態でいなければならない」
2007年にウルグアイ代表デビューを飾り、同年にオランダの名門アヤックスに移籍するなど20歳から第一線で活躍してきたスアレスも32歳となった。今でも不動の立場は変わらないが、予選が進むなかで世代交代が加速することも十分に考えられる。それだけに、スアレスは「目標」と掲げるカタールW杯出場に向けて全身全霊を懸けると意気込んでいる。
身体的な衰えが気になる年齢となったことから「(フットボールを)エンジョイするのが難しくなっている」との本音も吐露しているスアレス。ウルグアイ代表歴代最多得点記録(57得点)も保持する男の挑戦はまだ続いていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)