「猛威を振るった日本人がいる」 南野、リバプール専門メディアが警戒「圧倒的な恐怖を…」
ザルツブルクはヘンクに快勝 決勝T進出を懸け最終節でリバプールと対戦
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間27日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のヘンク戦で先発出場し、1ゴールを挙げる活躍で4-1の勝利に貢献した。最終節はリバプールとの対戦となるが、前回の対決で欧州王者を相手にゴールを奪った南野に対し、リバプール専門メディアは警戒心を強めている。
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代表で同僚のMF伊東純也と今大会2度目となる“日本人対決”となったが、南野が目に見える結果を残す。1-0で迎えた前半45分、カウンターの場面で左サイドから攻め込んだザルツブルクは、速いテンポのパスワークを見せ、ペナルティーエリア右に構えていた南野へボールが渡ると、そのまま右足を一閃。鋭いグラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。
同日に行われた試合では、リバプールがナポリに1-1と引き分けたため、決勝トーナメント進出は最終節まで未確定となり、ザルツブルクはホームにリバプールを迎えることになる。南野は第2節のリバプール戦(3-4)でも、要塞アンフィールドで豪快なダイレクトボレー弾を叩き込み、欧州王者をあと一歩のところまで追い詰めていた。
リバプール専門メディア「LIVERPOOL.COM」は、勝ち点10でグループ首位に立っている状況でも、ザルツブルクに敗れた際は敗退の可能性が高まることを受け、「ナポリがヘンクを破ることを想定すると、リバプールはザルツブルク戦での黒星を避ける必要性があるが、それは決して簡単なタスクではない」と危機感を募らせている。
また、「ザルツブルクはすでにアンフィールドでリバプールに対し圧倒的な恐怖をもたらしており、今季のホーム戦では15試合で58ゴールを奪いリーグ戦の首位に君臨していて、ホームの試合では8戦36ゴールと、1試合あたり平均4.5ゴールを叩き出している」とホームで無類の強さを発揮していることを指摘している。
さらに、「ホーランドが唯一の脅威であるということは全くなく、リバプールがすでに発見したように、アンフィールドで仰天させる反撃の起点となって猛威を振るった、機転の利く日本人アタッカー、南野拓実がいる」と、南野に対しての警戒心を強調していた。ザルツブルクはリバプールと勝ち点3差となっているが、得失点では上回っているため、奇跡の逆転突破も可能性として十分に残されている。