香川真司、サラゴサの全体練習に復帰 次戦出場に前進「大きな一歩を踏み出した」
27日の全体練習に合流とスペイン紙報道 「香川はジローナ戦に照準」
スペイン2部サラゴサのMF香川真司は、現地時間23日に行われた第17節ラージョ・バジェカーノ戦(1-0)を、内転筋の過負荷で招集外となり、26日は個別メニューになっていたと現地メディアで伝えられていた。しかしスペイン紙「マルカ」によれば、27日午前のトレーニングから全体練習に合流。30日の「ジローナとの一戦でプレーするための大きな一歩を踏み出した」と報じている。
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今夏に通算6年半を過ごしたドルトムントからサラゴサに移籍し、念願のスペイン上陸を果たした香川は、チームとともに開幕から8戦無敗(4勝4分)と好スタートを切った。しかしコンディション不良で調子を落とすと、チームもFWラファエル・ドゥワメナが心臓病により無期限の活動停止となり、ストライカー不足が深刻化して失速。前節ラージョ・バジェカーノ戦は香川不在のなかで1-0と3試合ぶりの勝利を収め、現在は6位につけている。
そうしたなか30日の第18節ジローナ戦に向けて、香川が全体練習に合流したようだ。「マルカ」紙は27日付の記事で、「香川はジローナ戦に照準」と報道。「シンジ・カガワが今日、土曜日(30日)のジローナとの一戦でプレーするための大きな一歩を踏み出した。筋肉の過負担で前節欠場した日本人選手は今日の午前練習でグループに合流した。したがって今後おかしなことがない限り、ビクトル(・フェルナンデス監督)は彼を計算に入れることができるだろう」と続けている。
そして同紙は、「エキポ・マーニョ(=サラゴサ)はアジア人選手のベストバージョンを取り戻す必要性がある」と主張。「カガワはシーズン序盤にその活躍で周囲を納得させたが、フィジカルの問題が出始めてから調子を落としてきている。監督はそのレベルが少しずつ回復すると信じており、選手獲得から彼に期待をかけている」と、香川の復活こそが停滞するチームのパフォーマンスを押し上げるものになると伝えている。
開幕8戦無敗の後、直近9試合で3勝1分5敗と黒星が先行しているサラゴサ。30日の本拠地ジローナ戦で香川が戦列に復帰し、チームを久しぶりの2連勝に導けるのか。試合までの残り2日の練習での状態がカギを握りそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)