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韓国U-20のエリート選手、ソン・フンミン侮辱投稿で大炎上 謝罪も…「批判続く状況」
チェ・ヒウォンがインスタグラムに投稿した映像の内容が韓国内で物議
U-20韓国代表のチェ・ヒウォンが、韓国代表FWソン・フンミン(トットナム)を侮辱する発言がSNSに上がった内容が、韓国内で物議を醸していると韓国メディアが一斉に報じている。
総合ニュースサイト「イーデイリー」によれば、25日にチェ・ヒウォンがインスタグラムのストーリーに投稿したタクシー内で撮影した映像に問題があったという。
「チェ・ヒウォンはタクシーの中で、ソン・フンミンを褒めるタクシー運転手の後ろ姿と『あいつ、ソ・ノンミン(小農民)、どうにかしてよ』という文字を残した」と、その中身について報じている。
ちなみに「ソ・ノンミン(小農民)」の元々の意味は、「小規模の農業を営む農民」のことなのだが、「ソン・フンミン」と言葉の語呂合わせがいいことから、サッカーコミュニティーの間では、彼を卑下したり、見下す時に「ソ・ノンミン」という言葉がよく使われているという。
この映像がSNS上で一気に拡散し、チェ・ヒウォンに非難の書き込みが集中し大炎上。事態が収まらないと見ると、インスタグラムは非公開となり、27日に謝罪文を掲載した。
「僕の軽率な考えと礼儀のない行動でご迷惑をおかけし、ソン・フンミン選手とファンの皆さん、そしてタクシー運転手に心よりお詫び申し上げます」と謝罪。続けて「特別な意味はなく投稿したものでしたが、ある1人の選手を侮辱するように映ってしまい、ファンの皆さまにも不快感を抱かせてしまいました」と説明した。また最後には「この出来事をきっかけに、二度とこのようなことがないように気をつけ、サッカー選手としての誠実な姿を見せるとともに、模範的な姿勢で生きていきます。試合にベストを尽くす姿で応えたいと思います」と謝罪している。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。