「2019年ストライカートップ10」 ベテラン勢も存在感、記録に迫る点取り屋が堂々1位
エリア内で王様となる“9番タイプ”の選手を格付け 30台後半の2人がトップ10入り
ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」の発表を12月2日に控えるなか、米スポーツ専門局「ESPN」は世界最高の選手と監督を独自に選出した。ポジション毎に分けられ、それぞれトップ10形式で発表されている。
ペナルティーエリア付近では王様となると表現されたストライカー部門は、いつでもどこでも誰に対しても得点を決められる選手で、いわゆる“9番”の選手として定義されている。偉大なストライカーたちは全員がすべての得点機会をつかむため冷酷な決断を下し、フィニッシュへと結びつけるプレーを得意とすると説明を加えている。
【ストライカーのトップ10】
第10位:ファビオ・クアリアレッラ(サンプドリア/イタリア代表/36歳)
1月で37歳となる大ベテランが圏外からランクインした。昨季26得点を挙げて得点王に輝き、その活躍が認められ4年ぶりにイタリア代表に復帰。そこでもゴールを決めたクアリアレッラは、イタリア代表の最年長得点記録を塗り替えている。
第9位:ズラタン・イブラヒモビッチ(ロサンゼルス・ギャラクシー/元スウェーデン代表/38歳)
前年は圏外だったイブラヒモビッチはMLSを征服したと主張しているようだが、チームでタイトルを獲得することができず、その発言は吟味に値しないかもしれないという。それでもこの2年間で大きなインパクトを残したことは間違いないと評価されている。
第8位:アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル/フランス代表/28歳)
ランク外からトップ10入りしたラカゼットは、並外れた身体的な強さ、驚愕のボールタッチ、高度な労働意欲、どう猛なシュートなど多彩な資質を持っていると称賛。さらに、決定機に得点できる便利なコツを知っていると称されている。
第7位:ドゥバン・サパタ(アタランタ/コロンビア代表/28歳)
昨季23得点を挙げ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得順位までチームを導いたことが評価され、ランク外からトップ10入り。コロンビア代表では、ラダメル・ファルカオの後継者となりつつあると解説している。
第6位:エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン/ウルグアイ代表/32歳)
前年3位だったカバーニは、負傷離脱があったもののPSGで中心的な役割を担っていたと評価。しかし、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの加入によって、パルク・デ・プランスの日々も残りわずかとなっているのかもしれないと心配されている。