「2019年監督トップ10」 2カ国の名将が席巻、プレミアで王座を争った2人が首位争い
CLの結果を大きく評価 首位はどんな状況でも勝てると教え込んだ名将の手に
第5位:ディエゴ・シメオネ(アトレチコ・マドリード/アルゼンチン/49歳)
前年3位だったシメオネ監督は、昨季を2位の成績で終えたことを評価されている。また、今季は主力の移籍が相次ぎ大変動があったにもかかわらず、シーズンはじめのレアル戦で引き分け。ドロー以上の価値を生み出したと称賛されている。
第4位:マウリシオ・ポチェッティーノ(前トットナム/アルゼンチン/47歳)
昨季にチームをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝まで導いたポチェッティーノ監督が、7位から順位を上げている。「ちょっとした奇跡」を起こした彼だが、今季は成績不振により解任。それでも株価は高いままとの評価だった。
第3位:エリック・テン・ハーグ(アヤックス/オランダ/49歳)
圏外から昇格したテン・ハーグ監督はトットナムのブラジル代表FWルーカス・モウラの一撃さえなければ、チームを1996年以来CL決勝に導くことができていた。それでもレアルやユーベを破った功績は揺るがないと評されている。
第2位:ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ/スペイン/48歳)
1月に49歳となるグアルディオラ監督は、前年より順位を下げた。プレミア連覇を達成して2年で198もの勝ち点を積み上げたチームは、英国史上で最も支配力のあるチームと称されるようになった。それでも昨季はちょっとしたつまずきがあり、それが評価を下げた一因のようだ。
第1位:ユルゲン・クロップ(リバプール/ドイツ/52歳)
6度目となるCL制覇に導いたことでクラブの英雄となったクロップ監督が、前年の2位から首位を獲得。彼は自身よりも仲間を優先させ、どんな状況であろうとも勝てると明確な信念を持って教え込んだ。その結果として、よりタフで、賢く、多角的になっていると分析されている。
プレミアで熾烈なタイトルレースを繰り広げた両雄が、年間最優秀監督のレースでも凌ぎを削り合う形となった。しかし、トップ10全体でいえばイタリア人監督とアルゼンチン監督が3人ずつランクインしており、両国の活躍が目立った結果と言えるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)