あまりにハッピーエンディングな澤伝説の最終章 「全く悔いもなくやり切りました」
「純粋にサッカーが好きで上手くなりたい」
中学1年生にして日本のトップリーグにデビューし、15歳で日本代表入り。25年間というキャリアは、世界を見渡しても稀なものだ。なぜ、ここまで走り続けてこられたのか。澤は、純粋な思いが原動力になったと語った。
「純粋にサッカーが大好きで、うまくなりたい、上を目指したい、世界一を取りたい、サッカーが好きという気持ちでここまできました。今まで関わってくれた全ての人に感謝したいです。自分が現役の時は、引退はいつだろうと考えたこともあるけど、意外に決めたらスパッといけるものだった。自分の中でやり切った、納得ということで、引退を決めました」
有終の美という言葉がこれほど似合う締めくくりもない。澤自身は、全てが終わった後の記者会見で完全燃焼したことを強調した。
「現役最後の試合である皇后杯の決勝で、チーム一丸となって目標だった優勝を達成できてうれしく思います。ずっと狙っていたゴールを最後に決めることができて。現役最後の試合でこうやって得点もできて、素直に嬉しいです。本当にやり切ったという感じです。自分の中でやれることはやった。全く悔いもなく、やり切りました」