高速足技からの“股抜き”低弾道ゴラッソ! CLベストスキル選出に賛辞「トップクラス」
CL初勝利のアタランタ、主将ゴメスの決勝ゴールがベストスキルに選出
セリエAのアタランタは現地時間26日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のディナモ・ザグレブ戦に臨み、ホームで2-0と勝利した。これがCL初勝利となり、最終節での決勝トーナメント進出に望みをつないだなか、2点目を決めたMFアレハンドロ・ゴメスの一撃が称賛を集めている。
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昨季のセリエAで3位に躍進し、クラブ史上初のCL出場権を手にしたアタランタ。その攻撃の中心に君臨するのが、10番を背負う主将のゴメスだ。今季6シーズン目を迎えた“パプ”の愛称で知られる31歳のアルゼンチン人MFは、創造性豊かなプレーで攻撃陣を牽引。今季もリーグ戦で13試合4得点、CLではここまで全試合に先発出場してきた。
チームはCL3連敗から、前節のマンチェスター・シティ戦で1-1と引き分け、史上初の勝ち点を獲得。グループC最下位に沈むものの、ホームに同3位ディナモ・ザグレブを迎えた今節では試合の主導権を握る。前半27分にFWルイス・ムリエルがPKを決めて先制すると、後半2分にゴメスが魅せる。
右サイドのペナルティーエリア手前でボールを受けると、対峙したザグレブMFルカ・イバヌシェツをまたぎフェイントで揺さぶった後に鮮やかに“股抜き”で突破。エリア内に侵入すると、右45度から間髪入れずに右足を振り抜き、低弾道シュートをゴール左隅に決めてみせた。自身にとっても、これが記念すべきCL初ゴールとなった。
この股抜き突破からゴールまでの一連のプレーを、CL公式インスタグラムが「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出。「素早い足技と強打」と綴ると、コメント欄には「ゴラッソ」「なんてスキルだ」「パプ・ダンス!」「トップクラス」といった称賛の声とともに、「アルゼンチン代表でなぜプレーできない」「パプ・ゴメスは過小評価されている」「パプ>ディバラ」など、国際的な評価を思うように得られていない現状を嘆くコメントも寄せられていた。
チームはCL初勝利を手にし、勝ち点を「4」に伸ばした。グループCは首位シティが勝ち抜けを決めているが、2位シャフタール・ドネツクが勝ち点「6」、3位ディナモ・ザグレブが同「5」と、決勝トーナメント進出を懸けたもう1枠の争いは最終節に持ち越された。アタランタは敵地で2位シャフタールと激突。再び“10番”ゴメスが輝きを放ち、2連勝でグループステージ突破への道を切り拓けるだろうか。