モウリーニョ監督、ボールパーソンと歓喜の抱擁 好判断の同点弾“アシスト”に感謝
CLオリンピアコス戦、ボールパーソンが素早くボールを投げ返しゴールにつながる
ジョゼ・モウリーニョ新監督の下で再起を図っているトットナムは、現地時間26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第5節でオリンピアコスと本拠地で対戦し、4-2で逆転勝利した。同点ゴールの場面では、ゴールを“アシスト”したボールパーソンとモウリーニョ監督が歓喜のハイタッチと抱擁をする一幕があった。
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トットナムにとってモウリーニョ監督就任後、初めてのCL。ホームにオリンピアコスを迎えた一戦は、前半6分と同19分に立て続けに失点するまさかの展開となった。前半アディショナルタイムにイングランド代表MFデレ・アリのゴールで1点を返し、1-2で前半を折り返した。
そして迎えた後半開始早々の5分、ボールパーソンの絶妙アシストが同点ゴールを呼び込んだ。トットナムはGKのロングキックを起点に、カウンターを仕掛けて敵陣へとボールを送り込んだ。相手DFのクリアでボールは右サイドのタッチラインを割ったが、オリンピアコスの守備陣形が整う前にボールパーソンがコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエにボールを素早く投げ渡すと、そのまま流れるようにスローインで試合を再開。ブラジル代表FWルーカス・モウラが右サイド深くまでボールを運び、マイナス方向へのクロスからイングランド代表FWハリー・ケインが決めて同点に追いついた。
ゴール後、モウリーニョ監督はボールパーソンのもとに歩み寄ると、ハイタッチしてから熱い抱擁を交わし、同点弾の立役者を称えた。英紙「デイリー・メール」もこのシーンを「ジョゼ・モウリーニョはオリンピアコス戦でスローインをするセルジュ・オーリエに素早くボールを渡し、ハリー・ケインの同点弾をお膳立てしたボールボーイに感謝している」と伝えている。
その後、ケインの2点目とスローインでゴールの起点になったオーリエにもゴールが生まれ、トットナムは4-2で逆転勝利。モウリーニョ体制で初のCLとなった試合で白星を手にした。機転を利かせたボールパーソンが呼び込んだ勝利だったと言えるかもしれない。