“南米王者”フラメンゴ監督、“欧州王者”リバプールを挑発? 英紙「毒舌を飛ばした」
劇的な逆転勝利で38年ぶりの頂点 ジェズス監督がCL決勝より“ハイレベル”と発言
ブラジルの名門フラメンゴは23日に行われたコパ・リベルタドーレス決勝戦でアルゼンチンのリーベル・プレートに2-1で勝利し、38年ぶりに南米王者となった。同クラブを率いるジョルジェ・ジェズス監督は、FIFAクラブワールドカップ(W杯)で対戦する可能性のあるリバプールに向けて、挑戦的な毒舌を放ったと、英紙「デイリー・スター」が報じた。
リーベルとの大一番でフラメンゴは先制を許し、ビハインドのまま時間が流れた。しかし、最終盤に劇的なドラマが待っていた。後半44分に元ブラジル代表FWガビゴルことガブリエル・バルボサが同点ゴールをマークすると、後半アディショナルタイム2分にも再びガビゴルが得点を奪い、逆転に成功。今季から一発勝負となった決勝戦をドラマチックに制して、南米王者の座に輝いた。
フラメンゴを率いるジェズス監督は決勝戦を振り返り、欧州王者を決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)以上にレベルの高い戦いだったと胸を張った。そしてリバプールに対しては、やや挑発的とも受け取れるコメントを残している。
「この決勝戦は世界186カ国の人たちが見ていた。何百万人という人だ。この試合を見た人ならば、そのレベルの高さに気づいたはずだ。リバプールとトットナムのCLと比べても、こちらのほうがよりテクニカルで、戦術的な内容もあり、そして何よりもマドリードでのファイナルよりも美しい色があった」
この発言を受け、英紙「デイリー・スター」は「フラメンゴの監督はクラブW杯への挑戦を決め、リバプールへ毒舌を飛ばした」と報じていた。ジェズス監督は世界一に向けて、自分たちのサッカーに絶大な自信を持っているようだ。
「サッカーの神様」と称された元ブラジル代表MFジーコ氏らを擁した1981年以来の南米王者となったフラメンゴは、来月にカタールで行われるクラブW杯への出場権を獲得した。準決勝からの登場となり、決勝に駒を進めればリバプールと激突する可能性がある。