澤の鮮烈なラストダンス 引退試合で決勝ヘッドの活躍でINACが皇后杯2大会目5度目の制覇

後半33分にヘディングでラストゴール

 澤穂希による鮮やかなラストダンスだった。INAC神戸レオネッサは27日の皇后杯決勝でアルビレックス新潟レディースと対戦し、後半33分にMF川澄奈穂美のコーナーキックから澤がヘディングで決めてINACが先制。これが決勝点となり、INACが2大会ぶり5回目の皇后杯制覇を成し遂げた。

 準決勝でベガルタ仙台レディースを破って決勝に進出したINACは、同じメンバーでゲームに臨んだ。このゲームが現役ラストマッチとなるMF澤も先発出場した。

 リーグ女王の日テレ・ベレーザを準決勝でPK戦の末に破った新潟は持ち前の組織的なサッカーを展開。穴のない守備にINACはなかなか攻撃の形を組み立てられなかった。一方の新潟も攻撃に掛ける人数が少なかったこともあり、どちらにも決定的なチャンスが訪れないままゲームが進んでいった。

 INACは前半30分にDF鮫島彩がドリブルからミドルシュートを放ったあたりからペースをつかみ、前半終了間際の同44分にはMF川澄奈穂美が右サイドからゴール前に入れた低いクロスを、MF中島依美がゴール前に走り込んで合わせる決定機を迎えた。しかし、ここは新潟GK福村香奈絵がブロック。0-0のままハーフタイムを迎えた。

 

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