久保建英は「特別な選手」 スペイン記者称賛も…“物足りない点”を指摘「最後の局面で…」
ナウエル記者は物足りない印象を抱く 「適切な判断力を少し欠いていたように思えた」
現地で取材をしていた「ラジオ・マルカ」のナウエル記者は試合後、久保について「他との違いを見せている特別な選手だ」とポジティブな印象を持っているものの、レバンテ戦でのプレーについては「試合を通じ、ボールを持った最後の局面で、適切な判断力を少し欠いていたように思えた」と、これまでのパフォーマンスによって期待が大きくなっているせいか、やや物足りなさを感じたようだ。
しかし「周りはとても焦っているが、彼はその若さにもかかわらず、自身が成長するためのベストな選択を冷静に考えることができると思うし、リーガで素晴らしい選手になれる大きな未来がある」と高く評価した。
マジョルカは次節、30日に再び本拠地ソン・モッシュに戻りベティスと対戦する。今回はラゴ・ジュニオールの欠場により戦術面の問題を先送りにできたモレノ監督だが、次の試合では中盤の構成、そして久保の起用法に関して難しい選択を迫られるだろう。
高橋智行
たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。