フィテッセ本田、“デビュー戦”は0-2敗戦 「解決策にはなれなかった」と現地報道

フィテッセで初出場した本田圭佑【写真:Getty Images】
フィテッセで初出場した本田圭佑【写真:Getty Images】

敵地でのスパルタ戦に先発出場も、ゴールを奪うことはできず

 オランダ1部フィテッセの元日本代表MF本田圭佑は現地時間24日、敵地でのスパルタ戦に先発出場し、後半36分に交代となるまでプレーした。試合は0-2で敗れたなか、オランダメディアは「解決策にはなれなかった」と本田の“デビュー戦”を評している。

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 本田は今夏、オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーとの契約が満了となったが、2019-20シーズン開幕後も新たな所属先が決まらず。その動向が注目されていたなか、フィテッセの練習に参加すると、今月5日に2020年6月30日までの契約を締結し、VVVフェンロ時代以来約10年ぶりの“オランダ復帰”が決まった。

 21日にはクラブハウスで記者会見を行い、レオニード・スルツキ監督もスパルタ戦での起用を明言するなど、期待が高まっていた。そしてスパルタ戦、本田は4-2-3-1のトップ下で先発出場。攻撃の中心としての期待を背負い、フィテッセの一員としての“デビュー戦”を迎えた。

 しかし、試合は前半30分にスパルタに先制を許すと、終盤にも追加点を奪われ0-2の完封負け。本田は追加点を奪われる直前に途中交代となっている。オランダメディア「NU」は後半立ち上がりに本田が惜しいシュートを放ったものの、GKアリエル・ハルシュに防がれたことに触れつつ、スパルタ戦での出来を次のように伝えた。

「本田はフィテッセでのデビュー戦で、周囲のサポート役を務めた。本人がこの試合を振り返った時、あまり楽しむことはできないだろう。フィテッセの新戦力である日本人は、大きなチャンスを作り出すことはできなかった」

 また、オランダメディア「VI」はリーグ戦4連敗となったフィテッセの現状を踏まえ、「フィテッセは完全に調子を崩しており、日曜日の本田は解決策にはなれなかった」と“特効薬”にはなれなかったと指摘。一方で本田の「まだここで1週間しかトレーニングしていない。これから問題を解決できると思っているし、楽観的ですね。最大限の努力をして、その助けになりたい」というコメントも伝え、「日本人は全てが上手く運ぶと予測している」と、その前向きな姿勢を報じている。

 オランダでの“再デビュー”はほろ苦い結果となったが、本田のポジティブさは失われていない。フィテッセの次節は現地時間29日の敵地ヘーレンフェーン戦。早速の挽回に期待したい。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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